喉の痛みに効く風邪薬の選び方｜成分別に現役店長のおすすめ５選！ | 「もう薬選びで迷わない！市販薬・健康食品の選び方とセルフケア術」

「のどが痛くてしゃべるのもしんどい…」そんな風邪の初期症状、よくありますよね。

本記事は、基本的な風邪薬の選び方の記事の中で紹介した「即効タイプの風邪薬」カテゴリのうち、喉の痛みをメインにした風邪薬に特化した解説です。 → ［基本的なかぜ薬の選び方］もあわせてご覧ください。
この記事でも紹介しているように、ドラッグストアでは「どれが一番のどに効くの？」という相談をよく受けます。

実際、のどの痛みに効く成分や処方の考え方は製品ごとに大きく異なります。この記事では、現役店長の視点から、喉の痛みに特化した市販風邪薬を成分ベースで比較・解説します。

【まずは結論！】

症状ごとのおすすめは以下の通りです：

※画像をクリックすると楽天の商品ページに移動します

喉の炎症が強く、腫れがつらい → ルルアタックEXプレミアム

or ベンザブロックLプレミアム

痰が絡んでイガイガするタイプののど風邪 → パブロンエースPro-X錠

眠気を避けたい・のどだけをピンポイントでケアしたい → ペラックT錠

忙しくて1日何回も飲めない人 → 新コンタックかぜEX or ペラックT錠

→ 成分ごとの違いや特徴は、以下の比較表で詳しく解説します！
ご自身の症状と照らし合わせながら、ぴったりの薬を見つけてみてください。

成分比較で見る選び方の違い

製品名	炎症を抑える力	粘膜修復力	眠気の強さ	早く効くか	飲みやすさ
ルルアタックEX	★★★★★	★★☆☆☆	★★★☆☆　　（やや強い）	★★★★☆	★★★☆☆　　（1日3回）
ベンザブロックL	★★★★★	★★★★☆	★★★☆☆　　（やや強い）	★★★★☆	★★★☆☆　　（1日3回）
パブロンエースPro-X	★★★★☆	★★★★★	★★☆☆☆　　（やや弱め）	★★★★☆	★★★☆☆　　　（1日3回）
新コンタックEX	★★★☆☆	★★☆☆☆	★★☆☆☆　　（やや弱め）	★★★☆☆	★★★★★　　（1日2回）
ペラックT錠	★★★☆☆	★★★★☆	★☆☆☆☆　　（ほぼなし）	★★☆☆☆	★★★★★　　（1日2回）

使用時の注意点

成分が重複する風邪薬の併用はNG（特にイブプロフェン）
トラネキサム酸入りは血栓傾向のある方は注意
抗ヒスタミン成分が入っている製品は眠気に注意

よくある質問Q&A

Q. 数日分しか入ってないのに値段がかなり高くない！？
→ たしかに、初めて即効タイプの風邪薬を手に取られたお客様から「高い」と感じる声をよくいただきます。
これらの薬は、症状が出たときに短期間でしっかり効かせることを目的に設計されており、成分量や作用の速さを重視した“点で効かせる”タイプです。
一方で、常備薬タイプは「とりあえず置いておく」「軽い症状に広く対応」といった役割。
このように用途が異なるため、使い分けを意識すると納得感も高まると思います。

Q. ◯◯シリーズ使ったことあるけど効かなかった…それって相性？
→ もちろん薬には個人差があり、体質や症状との相性もあります。ただし、「即効タイプと常備タイプを使い分けていたか？」「正しい用法・用量で使えていたか？」も振り返ってみてください。効果が実感できなかった背景には、服用タイミングや使用ミスがあることも。また“効いた気がする”という感覚には、プラセボ（偽薬）効果も関係しています。

Q. 他の薬と一緒に飲んでも大丈夫？（高血圧など）
→ 持病のある方（高血圧・心臓病・糖尿病など）や、他に薬を服用している場合は要注意です。風邪薬には血管を収縮させる成分（プソイドエフェドリンなど）が含まれていることがあり、血圧を上げる可能性も。必ず薬剤師・登録販売者に相談してください。