💬この記事で解決する検索ニーズ
「市販薬に書かれている“第1類”って何?」「子どもに使える薬はどれ?」「ネットで買える薬は?」
そんな疑問を抱く方へ、薬のリスク区分をドラッグストアの現場経験からやさしく解説します😊
この記事を読めば、薬の選び方に自信が持てるようになります!
また、日常のセルフケアや家庭の常備薬を選ぶ際にも役立つ内容です。
💡【まずは結論!】リスク区分と選び方の早わかり表✅
区分 | 特徴 | 購入条件 | 主な例 | 注意点 |
---|---|---|---|---|
第1類医薬品 | 副作用リスクが高め | 薬剤師の説明が必須 | ロキソニンS、ガスター10など | ネット購入不可/薬剤師がいる時間のみ販売可 |
第2類医薬品 | 一般的な注意が必要 | 登録販売者が対応可能 | 風邪薬、イブAなど | 一部に「指定第2類」あり/妊婦・高齢者は注意 |
第3類医薬品 | リスクが低め | 誰でも購入可 | 整腸薬、ビタミン剤など | 用法用量を守ることが大切 |
🔸「リスク区分=薬の強さ」ではありません!
🔸迷ったら店頭スタッフに相談を😊
🛍なぜこのテーマで書いたのか?
店頭ではこんなご相談がよくあります。
- 「この風邪薬って、第1類って書いてあるけど買えますか?」
- 「ネットで薬を買いたいけど、何が買えるのかわからなくて…」
実際に、子育て中のお母さんが「夜中に子どもの薬を買いたい」と第1類医薬品を探して来店されましたが、薬剤師がいない時間帯で販売できませんでした。
こうした“夜間や休日”の来店など、家庭でよくある生活シーンを通して、リスク区分の知識があると安心できる場面がたくさんあります。
👪こんなときに知っておくと安心|よくある生活シーン別の悩み
👩👧👦 子育て中のママの場合
「子どもに使える薬を買いたいけど、第2類?第3類?どれを選べばいいのかわからない…」
→ リスク区分を知っておくと、急な発熱や体調不良のときにも落ち着いて選べます。
👩 忙しく働く女性の場合
「ドラッグストアに立ち寄ったけど、第1類って薬剤師がいないと買えないの?今日は間に合わなかった…」
→ 薬の区分を把握しておくと、買える時間やお店の選び方も計画的になります。
👵 高齢の家族と同居している方の場合
「薬の飲み合わせや副作用が心配…。自分で選んで大丈夫かな?」
→ 指定第2類の注意点を知っておけば、高齢の方にも安心な薬選びができるようになります。
🔍薬のリスク区分とは?やさしく解説
📘「リスク区分」とは?
市販薬は、副作用のリスクに応じて以下の3つに分けられています。
- 第1類医薬品(もっともリスクが高い)
- 第2類医薬品(中程度のリスク)
- 第3類医薬品(比較的リスクが低い)
これは「薬の強さ」ではなく、「使うときの注意の度合い」を表したものです。
❓第1類=よく効く?という誤解
「第1類の薬のほうがよく効くんでしょ?」という声をよく耳にしますが、これは大きな誤解です。
リスク区分はあくまで「副作用のリスクの程度」によるもので、薬の効果とは直接関係ありません。
🔴第1類医薬品とは?
- 副作用リスクが高めで、薬剤師の説明が必須
- 購入時に薬剤師が対面で説明し、記録が必要なことも
- ネットでの購入は、薬剤師による確認と説明が必要です。注文後に内容確認があり、条件を満たせば発送されます(リアルタイム販売ではありません)
📦例:ロキソニンS、ガスター10、リアップ など
🟠第2類医薬品・指定第2類とは?
▶ 風邪薬や胃薬が多い「第2類」|その中でも特に注意が必要な薬とは?
日常的によく使う市販薬の多くがこの「第2類」に含まれます。
風邪薬・鎮痛薬・胃腸薬・漢方薬などが代表です。
- 登録販売者が対応できるので、薬剤師がいなくても購入可能
- 副作用のリスクは中程度で、用法・用量を守れば安心して使えます
🔺指定第2類医薬品とは?
「第2類」の中でも特に副作用に注意が必要な成分を含む薬が「指定第2類医薬品」です。
📌特徴
- パッケージに「!」や「🔺」などの注意マークあり
- 「特に気をつけて使ってください」というサイン
- 登録販売者が近くにいないと販売できない場合も
🚸こんな人は特に注意!
以下に当てはまる方は、自己判断せず必ず店頭スタッフに相談を!
- 妊娠中や授乳中の方
- 小さなお子さん(5歳未満)
- 高齢の方
- 持病のある方、体が弱っている方
薬によっては、体質や体調により副作用が出やすくなることがあります。
🛒購入時の注意点
- 指定第2類は、登録販売者が近くにいないと販売できない場合がある
- ネット購入の際は、使用上の確認画面でチェックが必要なことが多い
- 店舗によっては、鍵付きケースやカウンター越しでの販売もあります
分類 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
第2類医薬品 | 登録販売者が対応/日常使用の多くの薬 | 用法・用量を守ることが大切 |
指定第2類医薬品 | 特に副作用に注意が必要な成分を含む | 妊娠中・高齢者・小児は必ずスタッフに相談 |
🔍補足情報:指定第2類医薬品は、厚生労働省が「特に注意が必要」と定めた市販薬です。妊婦・高齢者・小児などは体質により副作用のリスクが高くなる場合があるため、必ずスタッフに相談しましょう。
🟢第3類医薬品とは?
- リスクが比較的低め
- 整腸薬、ビタミン剤、目薬の一部など
- 誰でも購入できますが、油断せず用法用量は守りましょう
📚よくあるQ&A
Q1. 第1類医薬品って誰でも買えるの?
→ 購入には薬剤師の説明が必須で、薬剤師がいないと販売できません。
Q2. 指定第2類ってなんで分かれてるの?
→ 特に副作用に注意が必要な成分があるためです。妊婦・高齢者・小児は要注意!
Q3. 第3類は安全なの?子どもにも使える?
→ 比較的安全ですが、子どもに使えるかは商品ごとに異なるので、年齢の目安を確認しましょう。
🧴セルフケア+安全管理のポイント✨
- 自宅の常備薬は「第3類」から始めると安心
- 薬のパッケージはスマホで撮って記録しておくと便利
- 薬収納には100均のミニケースやラベル活用が◎
- 店頭では登録販売者/薬剤師の名札をチェックして相談を!
🔗さらに詳しく知りたい方はこちら
📝まとめ
- リスク区分は「薬の強さ」ではなく「副作用リスクの度合い」
- 第1類は薬剤師が必須/第2類・指定第2類は登録販売者が対応
- 指定第2類は体調や体質によってリスクが高くなるため要注意!
- わからないとき・不安なときは、迷わず店頭スタッフに相談を😊
👤執筆者プロフィール
はる|現役ドラッグストア店長/登録販売者
店頭での相談経験をもとに、わかりやすく薬の基礎知識を発信中。2児のパパとしても、家族の健康管理に日々奮闘しています🧸
📚情報元・更新日
- 厚生労働省「OTC医薬品に関する情報」
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA)|添付文書検索
- 更新日:2025年6月7日
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